どういうわけか街路樹がきらびやかに輝いている今日この頃です。情報筋から聞いたところによると、なんでもキリスト教のお祭りがあるんだとか。七面鳥を丸焼きにして喜ぶわ、イチゴの周囲を燃焼して喜ぶわ、靴下を片方だけ干して喜ぶわ、目覚めると差出人無記名の小包が届いて喜ぶわ、という、失礼を承知で正直にいうと正気の沙汰とは思えないお祭りらしいんですよ。おまけにその小包の差出人ってのが、赤き衣を身にまとって大袋を担ぎ、空を無尽蔵に駆け巡る老人だというのだから世も末です。

しかしまあ、僕はそのような、黒ミサを思わせる謎の儀式などとは一切関係ない生活ですからね。そんな連中とは未来永劫関わることもないでしょう。と思いきや、平成の世にも隠れキリシタンという存在が確認されるらしく、この儀式に参加するものも少なくないそうでして。僕の知り合いにも、年頃の異性から宗教勧誘されてしまったのか、その異性と2人で儀式に参加すると言っている者もいます。お前も狂うたか。

あ、そうそう、日記を何度も書くという、これまた正気の沙汰とは思えない所業を為そうとしている人もいるらしいですよ。まったく、どこの誰だそんなやつは。死ねばいいのに。

しかしまあ、クリスマスだからという理由で外に繰り出す気持ちがいまだにわかりません。デートするのだってクリスマスじゃなくていいと思うんですよね。何かの記念日ならともかくとして、わざわざクリスマスにデートをする意味が見出せません。クリスマスといったら店が混むわホテルが混むわで、一年で一番デートしにくい日なんじゃないでしょうか。逆デート日和ですよ。大雪の日ですら、クリスマスよりはデートしやすいかもしれません。そんな日を敢えてピンポイントで選んでデートしようという時点で相当なチャレンジャーなんじゃないかと思います。尊敬に値します。

とまあ、チャレンジャーのことはこの際どうでもいいとして、チャレンジャーと一線を画している僕らはグローバルな視野でクリックで救える命を救うというクリスマスにしたらいいんじゃないかと思います。なんか話が飛躍しすぎて自分でも何言ってるかわかりませんがあながち間違いでもないと思います。

こないだ「最近物欲がない」とかいう血迷った発言をしたのですが、その後少し回復したようで、今日は急に新しいケータイが欲しくなって機種変更してきました。現在の機種は2年近く使ってますから妥当な時期じゃないかと思います。

「新しいケータイ」と言っても最新機種が欲しいわけでもなく、じゃあ何が欲しいんだと言われると「一番電池が長持ちするやつ」としか答えようがなく、一歩間違えればらくらくホンを買ってたかもしれないのですが、それではさすがにアレですので今回はちょっと趣向を変えて「1円で買えるケータイで、カメラの画素数が一番多いやつ」というコンセプトでF902iSをチョイスしました。今まで使っていたケータイ(N253i)(待ち受け画面でくまのプーさんが出迎えてくれる)(でも僕は買って1日で消した)が31万画素で、F902iSは320万画素ですから10倍以上にパワーアップしたわけですよ。これほどまでのパワーアップはネイルさんと融合したとき以来の快挙です。

しかしですね、1円で買えるというのは半分嘘でして、オプションのナントカパックみたいなのを複数加入することが前提らしく、それを知った僕は店頭で20回か200回くらい落胆しました。それでも「オプションは後で解約できる」という販売員の巧みなセールストークに促されて購入に至った次第です。

「ちなみにこのオプションに１つでも入らないと何円になるんですか？」
「28,000円になりますが」
「ヒィ、やっぱ入ります入ります」

という心温まる会話があったことはもはや言うまでもありません。

僕たちは普段、1円の買い物をすることがありません。それはすなわち、1円玉を単独で使う機会がないということです。他の硬貨と混ぜて使うことでしか意味をなさない硬貨、1円玉。福引で例えるならば補助券のようなものであって、それ1枚持っていたところで何の役にも立ちません。お金であってお金でないような存在。1円玉がお金であることを証明するためには、ケータイを買う時に1円玉1枚で支払う、それくらいしか方法がありません。今までケータイを1円で買ったことがなかったため、僕は今日初めて1円玉がお金であることを証明することになります。今こそ1円玉を差し出して1円玉をお金であると証明するときなのです。

「こちら、お支払いはポイントから充当してよろしいでしょうか？」
「え、あ、はい」

次は2年後にリベンジしたいと思います。

クリスマスクリスマス言ってますけどね、別にクリスマスだからといって揉みしだけるわけでも何でもないわけでして、揉みしだこうにも揉みしだけないんですよ。そもそも本当に、心の底から揉みしだきたいのかというと、それほど揉みしだきたいわけでもありません。とはいえ、揉みしだけるのならば揉みしだかざるを得ませんし、揉みしだかれるよりは揉みしだきたいです。むしろ揉みしだけるものなら揉みしだくに越したことはないと思います。6回揉みしだきたいです。でもまあ正直なところ揉みしだくよりも「しだく」の意味を知りたいです。

さっきケータイを替えたと言いましたが、ちょうど機種変更手続きの待ち時間の間に店がニンテンドーDSライトの販売をおっぱじめやがりましてね。衝動に駆りたてられてDSライトの黒いやつを買ってしまいました。今は反省している。

僕はすでにDSライトの青いやつを1台持っているのにもかかわらずもう1台買ってしまうという奇行に走ってしまったわけですが、今まで使っていた青いやつを中古屋に持っていけば自分のDSライトを新品に交換できるわけですよ。ケータイの機種変更は誰でもすると思うんですけど、DSライトの機種変更はめったにできないですからね。というわけで、今まで愛用していたDSライトを箱に詰めて中古屋に向かったのでした。

以前、中古屋の買取査定で足元を見られたことは記憶に新しいため、今回も難癖つけられて安値で売り飛ばすことになることを覚悟していたんですけど、今回はどういうわけか買い値よりも2,000円も高く買い取ってもらえました。それどころか僕が半年間使っていたDSライトを「傷ひとつありません」と太鼓判を押していましたよ。まあ実際、僕って物の扱いは丁寧な方ですからね。今まで使ってたケータイも、一度自転車から落としてアスファルトの荒々しい爪あとを付けてしまった以外は新品並みにピカピカですし。ケータイを口でくわえたり、鼻くそ食べた手でケータイいじったりしませんからね。いや、そもそも鼻くそは食べませんが。

というわけで、自分のDSライトを新品にしたうえに2,000円を手に入れてホクホクな一日でした。やばい、今まで生きてきて最高のクリスマスイブだったかもしれない。

地域情報誌の「下さい」というコーナーに掲載されていた記事なのですが、これがすごい。普通、「下さい」のコーナーに投稿する人は型番とか指定しないで「WindowsXPのパソコン」等と書くんでしょうけれど、ピンポイントで4種類のどれかが欲しい、他のもんならいらねえ、という男気にあふれた投稿です。

どういう理由かわかりませんが、この4機種のみを欲しいという記事にただならぬ熱意を感じ取ってしまい、どういった機種なのか調べてみたんですよ。だけど、富士通が過去に製造した製品をいくら調べてもFMVNF40Tは見つかりませんでした。もしかして存在しない機種なんじゃないだろうか、そんな疑念を抱きつつgoogleで型番を検索してみてびっくり。

これ実は現行モデルなんですよ。富士通以外の機種も調べたら現行モデルであることが発覚しました。今ヨドバシカメラのサイトで調べたところ新品が大体12万〜15万円くらいする機種です。それをタダで下さいと言い切ってますからね。潔すぎる。おそらくこの願いをかなえてくれるのはシロガネーゼかサンタクロースくらいですけど、どちらも地域情報誌とか見なさそうなのでどうやら無理なんじゃないかと思います。

ちなみに最後の1機種だけは現行モデルより1つ古い機種でした。最悪の場合はこれで我慢するというラインなんでしょうね、きっと。