2005年8月

8/30(日)

昨日、一昨日とNIKKI SONICに興じてしまったため更新がありませんでした。 出場している全28サイトのうち13サイトものテキストを読んでしまいました。縁起が悪い数字です。 それにしても、やっぱ名前だけじゃないですね。どのサイトも名と実、三拍子揃ってるなと思いました。 なかでもショートニングが一番面白かったです。「炸裂した」という他ありません。 勝てるとか思ったことないですけど、やっぱり勝てないなと思いました。朝青龍よりすごいと思った。

というかですね。出場サイトがこぞって前日に、自サイトの方で「出ます」って告知してたんですけど、 「まだ書き上げてません」ってサイトがいくつもあったのには驚きました。 たった1日であんなの書けるのかと。言うまでもなく俺なら書けないです。 今日だって休み明けなのにこんな感想文でお茶を濁してますからね。 今ちょっと思ったのですが、死んだほうがいいんじゃないか俺。

と、これで終わりというお粗末な日記では自殺も辞さない構えですので、 ちょっと思い出したネタをここに書き記そうかと思います。

今から一ヶ月ほど前、忌まわしきテストという試練があったのですが、そのときのエピソードです。 前にも書いたと思うんですけど、テストの前ってしつこいほど諸注意を言ってくるじゃないですか。 「解答用紙は持ち帰れません」とか言って。誰が持ち帰るんだよ。

でもまあ、可能性としては解答用紙を持ち帰るやつがいないとも言い切れないわけで、 それを予防するための諸注意なのだと思います。万が一に備えてるんですね。 ところが、何を思うたか、試験官がさらに理解不能な諸注意を言い出すんですよ。 ほんと、何を考えてるのかわからない。耳を疑った。その諸注意とは、

「試験中は携帯電話・ポケベルの電源を切っておいてください。」

携帯電話についてはもちろん理解できます。問題はポケベルの方。 ポケベルってもうDoCoMoがサービス停止してるので、電源入れてようが切ってようがカンニングなんかできやしないはずです。 これは、「試験中は鼻をほじらないでください」と言っているに等しい。 しようがしまいがテスト自体には全く係わりあいがないのだから。 鼻ほじってたらテスト用紙汚れちゃいますけど、ポケベルの電源はまったくもって問題なし。人畜無害な存在です。 それだったらポケベルじゃなくてPHSについて注意をした方がいいと思った。


8/27(土)

昨日の今日なんですけど、実は短文系サイトの大会がそろそろ開かれるそうです。知らずに昨日の日記書いてました。 短文コンテスト3という企画です。 1と2も過去にあったらしく、その存在は知っていたものの、俺がリアルタイムで見たことはありません。 だから、そんな大会が開かれるというだけでも血がたぎる勢いなのですが、 こともあろうに自分自身も参加してしまうという暴挙に出てみました。 もう誰にも止められない。愛が止まらない。

……ただ、俺ってお題を指定されると途端に書けなくなるんですよ。今から心中穏やかじゃありません。


8/26(金)

日記の祭典NIKKI SONICがいよいよ明日開催となったわけですけれど、 皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕は元気です。

前から思っていたのですけれど、NIKKI SONICにちなんで短文の祭典「TANBUN SONIC」なる企画を行えないものでしょうか。 もしできるのなら、俺にとって非常に興味深いものになることは間違いありません。 とはいえ、簡単に実施できるようなものでないことは明白です。 5W1Hでシミュレーションしてみましょう。

・WHAT …… もちろん「TANBUN SONIC」です。

・WHY  …… 言うまでもなく「楽しいから」でしょう。

・WHEN …… いつでもいいです。できれば近いうちに。

・WHERE …… ネット上で。

・HOW  …… 盛り上がるに越したことはないです。

・WHO  …… ???

「誰が」というのが大きな問題になりそうです。誰でもいいわけではありません。 一例として俺などは副サイトをやってることもあるので、 参加者を募れば一応は実現可能かもしれません。しかし盛り上がりに欠けることが予測されます。 それでは「TANBUN SONICを主催できるサイト」であるとは言えないでしょう。

そこで、自分なりに「TANBUN SONICを主催できるサイト」の条件を考えてみたところ以下のようになりました。

1、知名度・人気が一定以上ある、現在活動中の短文系サイトを持っている
2、他の短文系サイトとの繋がりがある
3、そういった企画を行いそうなサイトである

1については補足するまでもないでしょう。2は必ずしも不可欠というわけではありませんが、 繋がりがあればあるほど、集客力を高めるための宣伝が期待できます。 3は、明らかにそういう企画向きではないサイトを除外するために書きました。 例えば死にたいは主催しそうなサイトではないと思います。 まあ俺の主観が入ってしまうのは否めませんが。

で、上記の条件を満たすサイトを具体的に挙げてみましょう。 ただし本家のNIKKI SONICに参加するサイトは除いて考えるものとします。 さらに、クリスピー は「クリスピー祭」という企画を年2回も行っているので、TANBUN SONICを主催するとは考えにくいです。 すると結局、TANBUN SONICを主催できそうなサイトは、

アポロ11トン
鼻マルキ
グレシー
通常の三倍の三波春夫
いいんじゃない?
しびれくらげ
エリゴノミ

こんなところでしょうか。(これ以外にもあるかもしれませんが)

ということで、これらのサイトに限らず、TANBUN SONICを実施するサイトを切望しておりますので、どなたかお願いします。 いろんなサイトが結集して短文をバンバン繰り出す光景を一度目にしてみたいです。


8/25(木)

しまった。掴みかけたネタをうっかりミスで逃してしまいました。 昨日、母がひき肉を買ってきたんですけれど、店側の手違いで、値札がおかしかったんです。 なんかね、100gあたり1円になってて、買ったのは400gだから「4円」って威風堂々と表示されてるんです。 おいおい、えらくお買い得だな、100gあたり1円ってことは10kg買っても100円じゃねーか、 インドネシア人もびっくりだぜ、って書こうと思ったんですけど、肝心の写真を撮り損ねました。 デジカメが電池切れだったから充電してたんですけど、途中で誤って寝てしまって、 気が付いたら外で小鳥がチュンチュン鳴いてんの。値札はゴミ箱に保管されてて、 運の悪いことに今日はゴミの日でした。つまり俺が寝てる間に、ゴミ収集車がネタを持ってっちゃったわけです。 まあ過ぎたことを悔やんでもしょうがないので他のネタで日記書きます。

入院するより前の話。入院中の退屈しのぎにと思って、パズル雑誌を買っていったんですよ。 「お絵かきロジック」っていうやつなんですけどね。「ピクロス」という名称でも有名なパズルです。 あれがなかなか好きなんですよ。死ぬほど好きとかじゃないですけど好きです。 「たまに食べるとうまいけど、毎日食べるとちょっと飽きる」焼きビーフンみたいな感覚です。

ともかくそれを買うために、近所の本屋に行きました。 品揃えがなかなかいい、大きめの本屋が歩いていける距離にあるというのは便利ですよね。 案の定、お目当ての雑誌を見つけることができました。

「420円になります。」

(俺、520円を出す)

ピッ、ピッ、ピッ

「すいません、レシートが変になっちゃったんですけど100円のお返しです。」







なにこれ。420円の買い物に5220円も出したことになってます。 まるで、数が数えられないから財布の中身を全部ぶちまけたみたいになってます。 キチガイか俺は。ちょっと悲しくなりました。


8/24(水)

二度あることは三度ある。昨日の続きで今日も入院日記です。

入院中に検査がありましてね。わきの下にスティック状の物体を挟んでしばらくすると「ピピッ」っていうんです。 するとその物体には数字が浮かび上がっているので、ナースのお姉さんがそれを毎日記録してくれる、というものです。 それと同時にお姉さんが「うんちは出ましたか?」とか聞いてくんの。毎日。もうね、こんなこと日常じゃ考えられませんよ。 堂々と「う、うんこ出たーーー!」という返答をしてもよかったんですけど、 それはさすがにアレなんで、ちょっと頬を赤く染めながらも普通に受け答えしてました。

そんな簡単な検査の他に、もっと大がかりな検査も受けました。前日の夜から飲んだり食ったりしちゃいけないとか無理難題を言ってくるんです。 いいですか、飲んだり食ったりしちゃいけないんですよ。踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。すいませんこれが言いたかっただけです。

で、その言いつけをキチンと守ったのですけれど、想像以上の苦痛でした。水なんかも飲んじゃダメですからね。当然のどが渇きます。 地球の砂漠化もここまで来たか、というほどにカラカラです。でも飲んじゃダメ。お酒は20歳になってから。これは辛い。 なにしろ、何も飲んじゃダメなんですよ。となるともちろん唾だって飲んじゃダメで

「え、唾は飲んでもいいんですか?」

それを最初に言ってくれ。


8/23(火)

うわ、1日開いちゃった。復帰したと思ったらすぐこれだ。やっぱり裏日記の更新頻度はあまり高くできないかもしれません。ともかく入院日記の続きを書きます。 あ、あと断っておきますが、元々健康だったので体調は大丈夫です。心配してくださる方がいたもので一応。 それと念のため言っておくと整形手術を受けたわけではありません。その証拠に今もイケメンじゃないです。

とにかく入院生活というのは暇なものでした。テレビ見るくらいしかすることがない。 本とか雑誌とかドラクエ3とか持ち込んでなんとかしのいだんですけどね。それでも暇でした。

そうなると、ごく普通のありふれた日課である、食事の時間なんかが待ち遠しくなってくるわけです。 なんでもないようなことが幸せだったと思うわけです。 まあ、俺かて病院の食事ごときで「星3つです!」とか叫びたくなるような料理が出るとは思ってませんが、それでもついつい期待してしまうのです。 そしたら入院初日の夕飯で春巻きなんか出てきちゃいまして。意外。 学校給食みたいな無難な味なんですけれど、予想したより高級なメニューでした。 しかしこれが悲劇の始まりだとは、この時点の俺は知るよしもなかったのです……。

まず、これ以降に出てくる食事は基本的に不味かったです。決してゲロマズ級のメニューは出てこないんですが、中途半端に不味い。 一応食べれるんですけど美味くはない。食べてる途中で嫌になる感じです。なまじ食べれてしまうだけにタチが悪い。 入院中の食事の美味かったメニューベスト3を発表するとこうなります。

1位 春巻き(さっきのやつ)
2位 ぶどうゼリー(市販のやつ)
3位 ヨーグルト(市販のやつ)

これを見た限りでも、その悲惨さがうかがい知れることと思います。ところで味噌汁と味噌豆腐が同時に出たことがありました。 病院食としてそういうのはありなのでしょうか。

前から知っていた話なのですが、三度の食事での摂るカロリーの理想は「朝食>昼食>夕食」らしいです。 1日の始まりである朝に食べる、朝食に最も重きがおかれるのだそうです。 この病院はその考え方に忠実に従ってるのか知りませんけれど、その通りのメニュー出てきました。 それだけならまあいいんですが、全体的に量が少ないんです。 つまり朝食は程よい量、昼食は少し足りない量、夕食は涙がちょちょぎれそうな量というわけです。 夕飯なんか味噌汁すら出てこないという惨めさでした。

それでもですよ。暇で暇でしょうがないので、懲りずに食事に期待を抱いてしまうのです。 ある日のこと、やはり例によって、毎日がエブリデイなほど暇でした。そこに運ばれてくる食事。 これは期待するなと言うほうが無理というもの。目の前に出された夕飯に胸は高まります。 早く食べたい。食器にかぶせてある蓋に自然と手が伸びます。 しかし、その直後の俺が目のあたりにした光景は、それはそれは悲しいものでした。なぜなら、

メインディッシュが玉子豆腐

もう一度言いますけど夕飯ですからね。夕飯のメインディッシュが玉子豆腐。「おいおいそりゃないだろ」とツッコミを入れかけましたよ。玉子豆腐に向かって。

その日は早く寝ました。


8/21(日)

どうもどうも、久方ぶりにみなさんごきげんよう。 なんでこんなに休んでたのかといいますと、実はちょっと、オフ会に参加するためにモンゴルまで行って来たんですよ。patoっていう人を一目見てみようと。 本を売ってくれるらしいので、図書カード1000円分を懐に忍ばせてモンゴルに発ったんです。 でも日時が微妙に間違っていたのか、逢うことは出来ずに帰ってきました。無駄足だった。

ってバレバレの嘘をつくにもほどがありますね。いいですよ。正直に話しましょう。 入院してました。いやね、俺は健康体であることには変わりないのですが、一身上の都合で入院せざるを得なかったのです。 だからエアコンの効いた病室で、夏バテとは無縁の暇暇ライフを死ぬほど満喫してました。ナースのお姉さんがいっぱいいた。

でまあ、一種の業界用語ですかね。ナースのお姉さん同士の会話を盗み聞きしていると、 意味のわからない言葉がよく出てくるんですよ。その病院には「口腔外科」というコーナーがあるそうなんですけど、 それを略して「コーゲカ」とか言ってるんです。最初は意味がわからずに、「工芸家」って言ってるんだと勘違いしてました。 「コーゲカの先生が云々……」って言ってるのは、もちろん「工芸家の先生」のことだと思ってました。 ファンタスティックなワードが頻発する病院なんだなぁ、って。

つづく


8/9(月)

ヤマダ電機で、「レシートの裏に当たりがでたら無料」っていうキャンペーンがあるじゃないですか。今も実施中かどうかはしりませんが。 あれ、俺の知人が当たったことがあるそうです。うらやましい。 金額的に得するということよりも、タダで買い物できるという日常で起こりえない現象を体験できるということがうらやましいです。 一度体験してみたい。

そうそう、その知人、買った品物は乾電池だったそうです。


8/7(日)

目の前に威風堂々と並ぶ「再検査」の3文字。 とっても健やか、健康応援団MAXと呼ばれてもおかしくない俺でも、再検査になることがしばしばあります。(←あるあるネタです。) 今回は血液検査に引っかかってしまったため、採血をしてきました。

採血というと針がブスッと刺さって血がぴゅうぴゅう流出するという、目を覆わんばかりの惨劇ですが、 何度も献血に通っている俺にはそんなの朝飯前です。(注:採血は食事後に行いましょう。) 百戦錬磨の傭兵が戦場に駆り出されたようなもの。腕が鳴るぜ。

と思っていたら、不測の事態が発生しました。 病院に行って看護婦さんに血を採ってもらうわけなのですが、腕に針を刺されるのが思った以上に痛い。 ちょっと考えてみれば理由は一目瞭然です。献血のお姉さんは血液を採るプロフェッショナル、 つまり腕に針を刺す達人であるのに対して、看護婦さんは血を採ることが専門というわけではありません。 献血のお姉さんに比べれば針の刺し方が上手くないというわけです。 「あれ?あれ?」とか言いながら、刺さった針をグリグリ動かしてんの。これが痛くないはずがなかろうか。 まあ、とりあえずの目的である、血を抜いてもらうことは無事に終わりましたよ。痛かったけど。 要するに「看護婦さんよりも、いつも行ってるトコのお姉さんの方が上手にヌイてくれるよ」ということです。

それはともかく、採血が終わってからの話。ちょっと血を採っただけでも具合が悪くなる人がいるようで、 そういう人を放置しておくとマズいですよね。 それを防止するためのマニュアルだと思うのですが、看護婦さんが問い掛けてきたんですよ。

「ご気分の方は良くありませんよね?」

なにその気分が悪いこと前提の質問。軽く戸惑った。


8/6(土)

聞くところによると、最近の小学生は「ムシキング」なるものに夢中だそうじゃないですか。 ネーミングからして流行りそうもないように思えてしまうのですが、それでも子供たちは夢中だそうじゃないですか。 とてもじゃないけど、何が流行るかなんて俺にはわかったもんじゃないです。

ムシキングは名前だけなら前から知っていたのですが、どんなものなのかは長いこと知りませんでした。 でも先日、テレビでムシキングの特集をやっていたのを見たんですよ。それで初めて内容を知り、たいそう驚きました。

まず、ムシキングってのは虫に格闘技を使わせて対戦するというコンセプトらしいです。 なんかね、たまたまテレビ画面に映ってた技がものすごかったのですが、 カブトムシが敵をツノに引っ掛けてジャイアントスイングしてるんです。 それも、狂うたかというほどの速さでぐるんぐるん回ってるんです。 CGを使用してるんですけど、あまりに高速で回転しすぎたせいか、カブトムシから光が放たれてました。 遠心力でバラバラに空中分解するんじゃないかと思うと気が気じゃなかったです。 本物のカブトムシを見たことがない現代っ子はカブトムシに妙な幻想を抱いちゃうんじゃないのかと思いましたね。 扇風機に虫を貼り付けて回す子供がいてもおかしくない。 「ゲーム脳」なんて深刻に考えたことがなかったんですけど、あれを見て考えさせられました。ちょっとだけ。

あと1つ。多種多様の技があるみたいで、その中には強い技や弱い技なんかも盛り込まれてるみたいです。 だからその技の強さのみで闘うのかと思ったら大間違いでした。じゃんけんに勝たないと技が決まらないそうです。 CGまで使っておいて結局はじゃんけんに重点が置かれてるわけです。子供たちはじゃんけんに熱中してるわけです。 正直、俺がガキのときにこんなゲームあっても多分やらなかったと思います。ドクターマリオの方が200億倍面白い。

ムシキングの話はこれくらいにしておいて、ちょっと話題を変えます。 ムシキング効果なのかどうかわかりませんが、昆虫自体にも人気が集まってますよね。 さっきもテレビでナインティナインがクワガタとか捕ってました。

それで、カブトムシの捕まえ方として、トラップというのを紹介してたんですよ。 パイナップルがグチャグチャのドロドロ、そんな擬似樹液のようなものを木に密着させておくと 翌朝カブトムシやらクワガタやらが寄ってきてて金銀財宝ザックザク状態という算段です。 そのトラップの作り方を家族で見てたんですけど、

母が料理のレシピだと思い込んでた

という信じられない事態が発生しました。あんなの人間が食えるわけないってば。発酵してるし。 パイナップルの皮むいてないし。なのに、メモでもとりかねない姿勢でしたからね。ありえない。ムシキングより驚いた。


8/4(木)

オレだよオレオレ。

先月の話なのでニュース性がまったくないかもしれませんけれど、祖母にオレオレ詐欺、 いや今はバージョンアップして振り込め詐欺ですか、とにかく詐欺電話がかかってきたんです。 俺には祖母が2人いることは前に書いたのですが、今回登場するのは記憶力が衰えてない方の祖母です。 もう1人の祖母に詐欺電話なんかかかってきたら本気で困ります。言っちゃ悪いけど絶対騙される。 鬼のように騙される。断言できる。とは言っても、1人でお金を振り込めないのである意味では安心なんですけどね。 ま、とにかく祖母の詐欺電話のエピソードを伝え聞きましたのでここに書こうと思います。 伝聞したままの話だと短すぎるのでちょっと脚色を加えますが本筋は実話です。

おばあさんが川に洗濯に行くと大きな桃がドンブ・ラーコ、ドンブ・ラーコと流れ着いてきまして それを持って帰ったおばあさん、研ぎ澄まされた自慢の包丁でスパーンと一刀両断、またつまらぬものを切ってしまった。 すると桃の中から赤子が出てきて「オレだよオレオレ」。

もうちょっと真面目に書きます。今度は脚色なしです。

祖母が1人で生き長らえていると、何の前触れも無く電話が鳴り響いたそうです。 受話器を取ると、祖母の息子、つまり俺の叔父を騙って「オレだよオレオレ」発言。振り込め詐欺の醍醐味です。 なにやら警官を名乗る人物が出てきて状況説明。新宿にいて痴漢で捕まったと言ったそうです。 で、保釈金だか何だかを新宿まで持って来いとのこと。振り込め詐欺じゃないじゃん。 「叔父は新宿から遠く離れた職場に勤めているから今新宿にいるはずがない」そう祖母が指摘すると、「現に今いるんだ」と苦しい発言。 祖母はこの時点で詐欺だと気付いたのですが、万が一のこともあるので一応話は続けることにしたそうです。 「家に祖母1人しかいないから若い者が帰ってきてから相談する」と言えば「そんな時間はない」、 「本人に代わってくれ」「取調べをしているからだめだ」の押し問答。 そうこうしてるうちに家族が帰ってきたので「あ、帰ってきた」と言ったら相手が電話即切りだったそうです。何事もなくてよかった。

こういう話を聞くと、自分も気をつけなきゃなと再認識しますね。 普段は「あんなの引っかかるはずないじゃん」とか思ってても、実際に自分の身に降りかかればどうなるかわかりません。 ちょっとでも気を抜けば騙される、そう思ってもいいくらいに注意をはらうべきだと思います。 これはなにも、振り込め詐欺に限ったことではありません。自分の身は自分で守るしかないのです。 何とも世知辛い時代になってしまったのだと感じます。そう、この世界は世知辛いのです。あまりにも世知辛い。

電車乗り過ごしました。世知辛い。


8/3(水)

昨日は裏日記を休んじまったい。でもこういうとき俺は「休んでごめんなさい」とは絶対言いたくないです。 それ言っちゃったらその時点で「管理者より訪問者の方が立場上偉い」という上下関係ができあがってしまいますからね。 いろいろ考えはあるかと思いますけど、少なくとも俺は、管理者と訪問者は対等だと思ってます。 訪問者は読みたきゃ読めばいいし、管理者は書きたきゃ書けばいい。 趣味のサイトは休んだところで誰にも迷惑かからないですから、休んだって気にしません。

まあそんなことはどうでもいいとして、裏日記ってのは書くのに恐ろしく時間がかかるんです。 タイピングが遅いのは目をつむるとしても、途中でよく手が止まってしまうんですよ。これが一番の原因です。 しかも書いたあとに添削したり読み返したりするので、1時間以上かかることも多々あります。 酷いときには日記書くのに丸1日かかるんじゃね?って思うくらいのこともあります。 日記書き始めて早9ヶ月ですが、一向になおる気配がありません。持病と思って諦めるしかないのかもしれない。

でも毎日毎日そんなに時間を書けるわけにもいきませんから、ちょっと考えましたよ。 俺がよく読ませて頂いているNumeriというサイトで、 まれに「15分トライアル日記」という日記があるんです。タイムリミット15分でいかにして日記を書くかといった趣旨だと思います。 俺もあれを採用したらいいんじゃないかな、と思いまして。というわけで、今日は15分トライアル日記です。 しかしここまで堂々とパクる奴もそうはいないんじゃないでしょうか。 「15分トライアル日記」でググってもほとんどhitしませんしね。 まあ、前置きは終わりにしてそろそろ本題いきます。と思ったのですがあと10秒しかな


8/1(月)

俺はトラブルメーカーなのでしょうか、先日も理不尽極まりない事件が発生しました。 俺が潜在的に事件を呼ぶような人間なのだとしか思えない。あの時ばかりはコナン君の気持ちがちょっぴりわかった気がした。 いや、しかしよく考えるとコナン君は事件が起こると願ったり叶ったりなのに対して、俺に事件が起こってもデメリットしか引き起こしませんよね。 せいぜいこうして日記のネタにするくらいです。つまり俺はコナン君の気持ちなんかこれっぽっちもわかっちゃいなかったんだ。 他人の気持ちが簡単にわかったりしたら、苦労はないよね……。

半月ほど前にさかのぼるのですが、レポートの課題がありまして、俺もメキメキとがんばって提出したんです。 そしたら大学から「あなたのレポートには不備が見られました。返却しますので再度提出してください。」とかいう不幸のメールが送られてきたんですよ。 落胆のあまり同じ内容のメールを10人に転送しそうになったくらいです。 でもね、100%悪いのは俺じゃないですか。丁重に受け取って、不備を直し、疾風のごとき速さで再提出しましたよ。

ここまでなら、まあ普通の出来事なんですけど、問題はそれからです。俺が平和にのほほんと過ごしていたら、また来たんですよ。不幸のメールが。 「あなたのレポートには不備が見られました。返却しますので再度提出してください。」とか言っちゃって。デジャヴですよ。全く同じ文面。 オメーそれしか言えないのかよ、って感じです。こうも続くと凹む凹む。1回目よりも凹む。気分はさながらスーパーひとし君ボッシュート。 でもですよ。今回も落ち度があるのは俺の方ですし、丁重に受け取りに行きました。

窓口で「かくかくしかじか」って言うわけですよ。文字通りそのセリフを言ったわけじゃないですけど。そしたらなんと窓口のおっさんが

「返却するレポートはありません。再提出しなくていいです。」

という、マザーテレサの生まれ変わりなんじゃねぇ?と思うくらいの発言をしたんですよ。 「えっ!メールが来てたのにいいんですか?何かのまちがいじゃないんですか!?」とか確認しちゃいましたからね。でも提出しなくていいって言うんですよ。 ほんと、おっさんが神々しく見えた。後光が差して見えた。

数日後。またメールが来たんですよ。俺は半ばハナクソをほじりつつ読んでました。でも驚いたね。目からウロコというよりは鼻からハナクソが落ちた。 なぜなら、そのメールの内容は、

「期限が過ぎたのにもかかわらずレポートが提出されていません。今週中に提出しなければ単位は取れませんのでご注意ください。」

なななななんですとー!?俺は出した!確かに出しました!なのに単位なしとか理不尽すぎる。俺をおとしいれるために誰かが仕組んだ罠に違いない。 というか、そもそもそのレポートは専用の表紙を付ける必要があって、それは今、当然俺の手元にあるわけがない。つまり、提出したくても提出できない。 こないだ返してくれなかったのに提出しろとか無理難題を押し付けられたわけです。こんなの一休さんもお手上げに決まってる。

でもまあ、単位なしとかふざけた発言をされたのでついカッとなってしまいましたが、冷静に考えれば正しいのはこっち。 その点をしっかりと主張すれば大丈夫なはず。大学に出向いて「かくかくしかじか」です。 そうしたら窓口のおっさんが出てきて、半信半疑ながらも話を聞いてくれました。そして「ちょっと待ってて」と言い残し立ち去りました。 で、5分くらい待ったら戻ってきたんですが、

「よく探したらあった。」

とかいってるんですよ。おっさんが探し足りないばっかりに俺の単位がなくなるところでした。馬鹿みたい。 そのおっさん、「ごめん」とか「めんご」とか言ってもいいはずなんですけど、言いませんでした。 あまりに淡々としゃべるもんだから、思わず俺が「ありがとうございました」とか言いそうになっちゃいましたよ。 ほんと、どうなってるんだ。怒りを通り越してあきれました。あのおっさんはブッシュの生まれ変わりだと思った。


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